開催日時/2014年1月25日(土)~2月2日(日) 11:00~18:00 ※最終日は17:00まで
会 場/お茶の美老園本店2F ギャラリー杜
作家在廊日/25日(土)・26日(日)
藤ノ木土平さん当地での初個展です。
土平さんは新潟出身で東京の美術学校に通っていたころ、古唐津に出会い陶芸家を志します。全国の釜場を訪ね歩いて、唐津の大橋裕氏に師事。その後千利休の精神を念頭に置きつつ“古田織部の美意識”を究めるため、美濃の加藤芳衛門氏の薫陶を受けます。そして唐津に帰り、奇しくも秀吉の朝鮮出兵の拠点にあった織部屋敷跡の近くに窯を築いて30年余り、作陶生活を続けています。
薪窯に拘り、穴窯と登窯での焼成です。
作陶に没頭する傍ら、茶人としての修業も続けて、日頃から茶の湯を楽しみ、酒を愉しみ、古美術を愛で、粋人・藤ノ木土平の世界を作り上げてきました。
還暦を過ぎ、陶工としていよいよ佳境を迎えつつあり、現代唐津を代表する一人として注目されています。
今回の個展では茶陶だけではなく、酒器・食器も取り揃えて展示いたします。同じ九州でありながら、当地では唐津焼が紹介されることが多くはありません。この機会に唐津焼、藤ノ木土平さんの世界に触れてみてください。