葉の層は、新芽のお母さん
坂元さんの畑では一番茶しか摘みませんが、その後は放任せずに、元気な葉層を育てるために適度に刈り揃えます。
8月から秋に向けて徐々に涼しくなりますが、気温が下がるときに伸びた茎は節間が短く、芽揃いもよく、ゆっくり成長するため細胞密度が増し、養分をより多く蓄えることができます。
玉露は旨みを高めるために摘採の20日以上前から覆いをして日光を遮りますが、お日さまの力が弱まっても葉層の親葉が落葉することなく、元気な新芽を伸ばす力を持っていることが、柔らかい旨みを持つ玉露を作るために大切なのです。
元気で健康なお母さんからたっぷり養分をもらった新芽の赤ちゃんが産声を上げるときが近づいています。
薩摩有機玉露「薫風自南来」は2018年新茶よりオンラインショップと通信販売限定で販売を行います。今のところ店頭での販売は予定しておりません。 新茶ご予約は3月下旬より承ります。