お知らせ

【重要なお知らせ】日本茶を取り巻く現状について

平素より当店のお茶をご愛飲いただき、誠にありがとうございます。
さて、2026年の新茶シーズンを迎えるにあたり、大切なお知らせがございます。

現在、日本のお茶を取り巻く環境は大きな転換期を迎えております。

生産現場では肥料や燃料費の高騰が長く続く一方で、お茶の取引価格は伸び悩み、多くの茶農家が採算の取りにくい厳しい経営を余儀なくされてきました。※注1)
そして昨年から、その影響が表面化し、全国的には産地での廃業や、世界的に需要の高い「抹茶(原料としては碾茶という)」への栽培転換が進みつつある状況です。※注2)

その結果、私たちが慣れ親しんできた「煎茶」の原料確保が難しくなり、仕入れ価格も例年にない水準で上昇するなど、これまでにない局面を迎えております。※注3)

当園といたしましては、お茶農家の皆さまと力を合わせ、この難局を乗り越えながら、日本の茶文化を守り、未来につなげていきたいと考えております。これからも変わらぬ美味しさと、品質に妥協しない「心がほっとする一杯」をお届けし続けるため、誠に心苦しい限りではございますが、本年より内容量の変更および価格の見直しをさせていただくこととなりました。

なお原料の選定や製法、品質管理は従来通りで、味づくりは変わりません。

お客様にはご負担をおかけいたしますが、産地の現状をご賢察いただき、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

注1)コストの高騰・生産農家さんの減少
肥料・燃料・物流費などの高騰が、農家さんのお茶づくりを圧迫しています。
また、農家さんの高齢化により、お茶の作り手が減少しています。
お茶の消費量の低迷が続き、廃業する農家さんも増えています。

弊社は適正な仕入れ価格の維持を通じて、農家さんの生活と再生産を支え、地域全体で持続可能なお茶づくりを続けてまいります。

注2)抹茶人気による生産農家さんの生産転換
鹿児島県は2024年、荒茶生産量で日本一となりました。
そのため「なぜ原料不足なの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかと存じます。

荒茶生産量には、「煎茶」と抹茶の原料である「碾茶」が含まれます。
煎茶の生産量は年々減少しています。その背景には、世界的なお茶ブームの影響もあります。
煎茶より利益の高い碾茶作りに転換する農家さんが増えています。

輸出されるお茶の量が増える一方、国内の茶単価が下がり続け、煎茶の供給量に影響しているのが実情です。

注3)限られた茶葉をめぐる競争の激化
原料の供給が減る中、ペットボトル飲料の需要は高止まり状態にあります。
ドリンクメーカーに加え、ペットボトル飲料事業へ新規参入した企業もあり、市場に出回る限られた茶葉をめぐる競争が激しくなっています。

特に2025年度の秋番茶は、取引価格が前年の約6倍にまで高騰しました。
弊社に限らず、お茶を製造・販売している企業は、原料の仕入れに窮している状況です。

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これらの状況は一時的ではなく、今後も続くと考えられています。
このような中で安定した品質のお茶をお届けするために、内容量の変更に踏み切ることとなりました。

お客様には何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

 

合名会社 森美老園

 


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