同じ煎茶でも水色が違うのはなぜ?

お茶の水色は星の数。育て方・品種・蒸し・淹れ方で変わります。

お茶の葉は緑色、だから水色も緑色?
お茶の水色はたくさんあります。まずは見てください。すべて煎茶です。

 

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基本の煎茶の色は、黄色です。

黄色の中にもいろんな黄色があります。それは品種や育て方、仕上げ方によります。

では、緑色のお茶は何でしょうか?

茶葉を摘んですぐに蒸すことで発酵を止めたものが緑茶ですが、この蒸す工程の時間を長くすると、まろやかで渋みの少ない「深むし茶」になります。蒸しを長くすることで茶葉が柔らかくなって、揉む工程の中で細かい茶葉になります。この茶葉が「にごり」となり、濃い緑色の水色になるのです。

品種によっては深く蒸すことで自身のおいしさを開花させるお茶もあります。

また、ふくよかな旨みの上質な若い新芽も柔らかいため、仕上げ加工の中で細かくなるものもあります。それぞれの茶葉の良さがあり、その良さを引き立てあうようブレンドをすることで黄色と緑色の間のお茶などもできます。

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黄色のお茶、緑色のお茶、どちらもおいしいお茶。
淹れるお湯の温度、茶葉の量、注ぎ方でも水色は変わります。
白い湯呑みに注いで、お茶の個性を慈しみながら深く味わうのも愉しみの一つです。

 

 

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