お知らせ

2021年新茶視察に行ってきました!


 

3月30日は大隅地区の大根占・田代・有明へ、31日には南薩地区の頴娃・枕崎・川辺へ茶園視察に行って来ました。

 

新茶の準備でお忙しい中、お茶農家さんにご説明をいただきながら、「ゆたかみどり」「さえみどり」「やぶきた」「あさつゆ」など様々な品種の生育状況を見ることができました。

 

農家さんによれば、2月下旬以降の気温が高かったため、新茶の生育状況は昨年よりも5~6日ほど早いようです。鹿児島県本土の早い産地では4月3日に摘採・製造をスタートしています。

品種によっても生育の差があり、収穫時期によって早生(ワセ)種・中生(ナカテ)種・晩生(オクテ)種といった3つに分かれ、収穫時期がずれるのですが今年は例年よりも品種間の差が短くなっているそうです。

早生種...ゆたかみどり・さえみどり 中生種...やぶきた・あさつゆ 晩生種...おくみどり など

 

今回初めて茶畑に入ったのですが、土がとてもふかふかの状態でした。話を聞いてみると地域や農家さんによって違うそうですが、ふかふかの柔らかい土は、根が伸びやすく栄養を吸収しやすいそうです。

 

地域によって土壌も違うように、緑色の茶畑も品種により、いろいろな色味の新緑を彩っていました。

 

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茶葉の形状も品種ごとで異なり細長いものや丸みのあるものがあります。

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ゆたかみどり 有明
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つゆひかり 錦江
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やぶきた 錦江

栽培された環境や品種によって味や香りが異なるのもお茶の醍醐味です。

今回、かごしま茶の茶畑を見学しましたが、八女茶や狭山茶といった日本の有名な銘茶と比べたときにかごしま茶の魅力とは?という問いに対して、「甘みと渋みの調和のとれた、濃厚でコクのある風味」とよく説明されます。しかし、なぜ産地が違うだけでそれぞれのお茶に特徴が生まれるのでしょうか。

その特徴の秘密が次の写真にあります。

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黒い幕で覆われている光景に驚かれる方も多いのではないでしょうか?これは被覆(ひふく)と呼ばれる工程の最中の茶畑です。収穫前の約一週間、写真のような黒い幕でお茶の木を覆います。これこそがかごしま茶を濃厚でコクのある風味に仕上げている秘訣のひとつです。

被覆をすることでお茶の葉に降り注ぐ日光を遮断し、光合成を阻害しています。そうすることで、お茶の木は今までより少ない光でなんとか光合成を行おうと葉緑素の働きを高めます。この結果、葉の色は鮮やかで濃い緑に変わり、また、アミノ酸を多く含み旨味の強いお茶が出来るとされています。

 

茶畑0409-6.jpg

 

 

 

 

 

↑ 被せていたお茶

 

↓ 被せていないお茶

農家さんに被覆を解いてもらい、撮影しました!黒い幕の掛かっていた場所が濃く鮮やかな緑色になっていることがわかりますね。

では、なぜ鹿児島では被覆が盛んなのでしょうか?そんなにいいことづくめであれば、他の産地でもされているのでは?という疑問が湧いてきます。その答えは諸説ありますが、ひとつにおカネの問題があります。

広大な茶畑に風で飛ばされないようにしっかりと被覆を行うことは、予想以上に重労働。人件費をはじめとした多額の経費がかかります。この負担が被覆を行う上での障壁になります。

しかし、鹿児島県は全国に比べ平坦地茶園率が高く、乗用型摘採機という機械の導入も進んでいます。この大規模化、機械化が低コスト生産を実現し、被覆という大きな負担を伴う工程を可能にしているのです。

農家さんが愛情を込め手塩を掛けて育てているからこそ、皆様に美味しいお茶をお届けできるのだと改めて感じました。

 

今回、実際にお茶を栽培している現場を直接見ることができ、茶畑の新緑の美しさに感動の一日でした。すくすく育っている新芽がとても可愛らしく、ますます新茶が待ち遠しくなりました。

 

新茶時期のお忙しい中、快く茶畑を案内してくださった農家の皆さん、本当にありがとうございました。

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現在、茶市場には毎日たくさんのお茶が上場されています。

製造元の鹿児島製茶で、優良な茶葉を厳選して仕入れ・加工をし、お客さまの元へ美味しい新茶をお届けします。

 

↓茶市場にズラリと並んだ新茶

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もうしばらくで発売出来そうです!!

 

 

 

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