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お茶の縁起について


お茶の縁起について少しご紹介させていただきたいと思います。

お茶は健康に良く、結納などのお祝いごとにも用いられ、お正月では大福茶として縁起物として飲まれるものです。
日夜、お茶農家の方々は皆さんに健康に良く美味しいお茶を届けようと、努力して作られています。

日本におけるお茶の歴史の始まり

お茶は、古くは弘仁6年に僧の永忠が嵯峨天皇に茶を奉ったと『日本後記』に記録があります。それ以前にも、上層階級の人々には茶が飲まれてきたようですが、それが一般に広がるきっかけは12世紀、仏教の修行のために中国に渡った僧の栄西が禅宗とともにお茶の種をもたらしたことが始まりと伝えられています。その後、栄西禅師は茶の歴史と効用について、かの有名な『喫茶養生記』を著し、現代にわたるまでお茶の良さを伝える本として愛読されています。
~以下、『喫茶養生記』より~
「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり。山谷これを生ずれば其の地神霊なり。人倫これを採れば其の人長命なり(お茶というものは人間の命を養う仙薬であり、長寿の秘訣である。しかも、山や谷に茶の木が生えていれば、その地はきわめて神霊の地となり、人がこれを採って飲めば、その人の命は大変に長らえる)」 

お茶がお供えに使われる理由

お茶は僧が修行中に飲み重宝していたという歴史から、仏教などと深いつながりがあり、また、仏様や神様へのお供えとして用いられていた経緯もあったことから、故人を敬う気持ちでお供えされています。
また、お供えには、食べ物や飲み物などの「消えもの」がよいということからもよく用いられています。

結婚でお茶が用いられる理由

九州では昔から結納などでお茶が用いられます。お茶の樹の根は広く深く大地に根付き、植え替えがしづらいため、「婚家に根付く」という願いが込められています。

大福茶の由来

10世紀の村上天皇の時代、京に疫病が蔓延し、六波羅蜜寺の空也上人が大ぶりの茶碗に梅干を入れたお茶をふるまったところ、疫病がおさまりました。それ以降、村上天皇が元旦に同じお茶を服して人々の無病息災を祈ったということです。王が服す茶で「王服茶」、これが「大福茶」になったと言われています。

 

お茶の樹は長寿で、一年中緑を絶やさない常緑樹。また、数千年の歴史を持ち、今では世界中で愛飲されています。そこにはきっと、人々の心や体にやさしいものだったからという経緯があることでしょう。

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。