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同じ煎茶でも値段が違うのはなぜ?


ふくよかな旨み、形状や水色の美しいもの、希少性などで違います。

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一番茶、二番茶、三番茶...

皆さまもきっと聞いたことのある言葉だと思います。

4月~5月は、お茶屋さんが「新茶」と書かれたのぼりをお店の前に立て、一年で一番にぎわう季節。この「新茶」とは、「一番茶」のこと。

お茶の樹は寒さに弱いため、冬は冬眠してじっくり養分を蓄えています。春になると、暖かい地から桜が咲いていくように、お茶畑も南の地から初々しい緑の新芽が出てきます。冬の間に蓄えた養分で育まれた茶芽は、旨み豊かで馥郁とした香り。このときに出た若い新芽を仕上げたものを、初物として愛でて「新茶」と呼んでいるのです。

 お茶の品質は一番茶が一番良く、二番茶・三番茶に比べて良い値がつき、上級煎茶などに使われます。全国のお茶屋さんは、この時期に一番茶を一年分大量に仕入れ、管理の行き届いた冷凍庫で保管しておきます。

また、一番茶の中でも品質の違いがあります。旨み豊かな若い新芽のうちに摘んだものは旨みが多いが収量が少なく、茶葉をある程度大きくなるまで育てて摘んだものは前者に比べ旨みは減りますが収量が増えます。茶畑の仕立て方、育て方でも茶葉の仕上がりが異なります。

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鹿児島は全国でも一番早い「走り新茶」の地。

一番最初の走りのものは、量も少なく希少性が高いため、値段が高くなる傾向があります。

日が経つにつれ早さによる値段差はなくなりますが、このほかにも希少性の高い品種などといったさまざまな要素が値段に影響することもあります。

品種の旬、グレードの旬、産地の旬、お茶畑一枚一枚にも旬があり、茶師はその旬を大切にして茶葉を仕入れます。旨みの差はあれど、高いお茶、安いお茶、それぞれに美味しいシーンがあると美老園は思っています。

値段でお茶を判断するのではもったいない。気分や食に合わせて愉しんでいただければ幸いです。

 

 

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