「これからはティーバッグを望まれるお客様が増えるはず。
何より若い方々にも手軽に美味しいお茶を飲んで欲しい」
10年程前までは、美老園のティーバッグは2・3種類ほどでした。
当時の社長である4代目茶師 森睦男の想いから、
お客様の声を直に聞く事が出来た現場スタッフに声がかかり、新商品開発プロジェクトが発足しました。
メンバーは20代~50代の女性店舗スタッフ(当時10店舗)、営業スタッフ、
自社デザイナーの計12名。
そして強力な助っ人としてコンサルタントの女性1名が加わりました。
プロジェクトが発足しても何から手を付けて良いやら全く分からない中、
コンサルタントの先生からのアドバイスをもとに、先ずは方向性を決めることになりました。
自分が貰ったら嬉しいと思う商品を多方面から集め、週に1回のチームディスカッションを重ね、
徐々に目指すものがはっきりしていきました。
どんな人に飲んで欲しい?
その人のライフスタイルは?
家族はいるの?
年齢は?
どんなふうに飲んで欲しい?
など様々なことを想像(妄想⁉)しながら、ターゲットやコンセプトを明確にすることが出来ました。
そして目指したものは「貰って嬉しい、人に贈りたくなる、教えたくなるギフト」です。
商品づくりをする際にこだわったポイントは4つ。
①美味しいこと
②お茶に詳しくない人でも特徴が分かりやすいようにキャッチコピーをつける
③選ぶ楽しさがある
④パッと見たときに「これお茶なの?!」と手に取りたくなる
美味しいお茶であることは大前提ですので、上質な茶葉とブレンドにこだわり、
何度も試作を行い満足できるものを追求しました。
そして、パッと見てお茶だと分からないパッケージ♪
虹をモチーフに7種類のお茶をカラフルに彩ります。
また、シンボルとなるロゴや商品名はデザイナーを中心に熟考を重ね満場一致で決まりました!
商品がある程度形になってからは、販売計画・店舗展開・手提げ袋や商品説明の冊子など販促物の手配や
販売スタッフへの情報共有などで毎日がジェットコースターのように過ぎていき、いよいよ販売日!
2014年2月21日。今でも昨日の事のように覚えています。
最初のお客様はどんな方だろうとワクワクドキドキしていたところに、
年配の男性が法事のお返しにお買い求めになられたと一報が入りました。
サツマルシェをご購入くださるお客様は女性だと想像していた私たち。
想像もしていなかった初めてのお客様にとても驚きました。
選んでくださった理由をお尋ねすると、
「見たこともないお茶だから、これなら喜んでくれるのではないか」とのこと。
私たちの考えは間違いではなかったとスタッフ一同大変嬉しく思いました。
ゼロからプロジェクトメンバーに商品づくりを一任にしてくれた
当時の社長のお陰で自由な発想が出来たこと、
導いてくれた先生、私たちの想いを形にしてくれたデザイナー。
多くの方々の協力があって完成したサツマルシェは私たちの大切な宝物です。
開発から発売まで10ケ月と言う月日を掛け誕生したサツマルシェも、早いもので発売から7年。
現在はお客様のニーズにあわせてラインナップの変更をしたり、
季節限定品やギフトの種類も増えています。
貰って嬉しい、贈って楽しい、大人かわいいお茶ギフト「サツマルシェ」を
もっともっと多くの方に知ってもらいたい!
ご自宅やオフィスでの憩いのひと時に、また大切な方への贈りものに
サツマルシェをご利用いただければとても嬉しいです。
本店プロジェクトメンバー
国本裕加子・濵田奈央
サツマルシェはこちらから↓