
軟水の水を使い、充分に沸騰させます。
やかんを使ってお湯を沸かす場合、水道水のカルキ臭をとるには、沸騰後、フタを開けて約3分煮たたせます。

湯のみの8分目まで(約80cc)お湯を注ぎ、お茶の種類に応じて60~80℃まで冷まします。
注ぎいれるだけで約10℃下がります。

湯冷ましの間に、急須に適量の茶葉を入れます。

湯冷まししたお湯をゆっくりと急須に注ぎ、フタをして60秒蒸らします。
急須を強くゆすると苦渋味が出るため、そのまま待ちます。

お茶の濃度が均一になるようにまわし注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。

二煎目はやや高めの湯温で、蒸らし時間は0~20秒。
一煎目とは違うさっぱりとした味わいが愉しめます。
おいしさのポイント
- お湯の温度
- 高めの湯温
- キリッとした渋みと高い香り
- 低めの湯温
- まろやかな甘みとやわらかい香り
- おいしい湯温の目安
- 特選鳳苑・鳳苑・その他のお茶 :70~80℃
鳳秀 :60~70℃
特選鳳秀・極み奥霧島茶・工匠の茶:60℃ - 茶葉の量
- ティースプーンで量ります。
-
1人分:山盛り1杯(3g)
2人分:軽く山盛り2杯(5g)
3人分以上:すりきり1杯(2g)×人数分
- 蒸らし時間
- 通常は60秒、深むし茶は30秒、60℃まで湯冷ましした場合は60~90秒蒸らします。
- 最後の一滴まで注ぎきる
- 最後の一滴には旨みがたっぷり。
急須にお湯を残さないことで、二煎目以降もおいしく愉しめます。
おいしさ長持ち お茶の上手な保存方法
美老園では、香りの良いお茶を愉しんでいただけるよう、できるだけお客様のお手元に届く直前に火入れをしております。おいしさを長持ちさせる上手な保存方法を紹介いたします。
お茶が苦手なもの
長期保存する場合
冷凍庫で保存します。
冷凍庫から出したあとは、常温に戻してから開封するようにします。冷えたお茶をそのまま開封すると、一気に湿気を含んでしまうためです。
開封後
開封後は、風味が豊かな二週間程度で飲みきることが理想です。
移り香を防ぐためにも茶筒などの密封容器に入れ、冷暗所に保存します。
飲みきるのに二週間以上かかるときは、残りは小分けし、移り香を防ぐよう密封して、冷蔵庫で保存しておきましょう。
冷蔵庫から出したあとは、常温に戻してから開封するようにします。
古くなったお茶の活用法
- フライパンでから炒りすれば、自家製ほうじ茶として愉しめます。
- ガーゼやメッシュなどの袋に茶葉を入れ、湯舟に浸すと体が温まる茶風呂になります。
※タオルや浴槽にお茶の色が着色する場合があります。 - 茶香炉用のお茶にすれば、お部屋の消臭に役立ちます。